本日はよろしくお願いします。まず、気学および大気象理学について教えてください。

はい。まず気学というのは、字の通り、「気」の「学」であり、大気象理学も「大気」、要は空気によって起きる「象理」=出来事、あらわれる現象を学ぶ学問です。ですから占いとは異なります。すべて「こうなったらこうなる」という理論に基づいているので、霊感の有無等も全く関係ありません。皆さんも学べばできるようになります。

気学と大気象理学の大きな違いは？
そもそも気学は、気学という名前をつけた方が大正時代の園田真次郎という先生ですが、九星気学は「星」という文字を使います。我々は「性」という字を使います。理由は私の先生から聞いたところだ� ��、「生きている人間に"星"はないだろう」と。それで「性」を使うことになったようです。ただし、九星気学の「星」が生死をあらわすということではなく、元々の九星学で星を使っていたという経緯があります。
一番の違いは、大気象理学での方位は吉と凶（大凶含む）の2種類しかありません。他の気学では、吉と凶のほかに無影響方位、普通方位、吉凶なしというあいまいな方位があります。大気象理学では、それらの方位はすべて凶方位ですね。そういったこともあり、我々の大気象理学と本屋さんなどで見かける「気学」とは内容が若干異なります。言葉や名称なども異なります。

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大気象理学では普段どんなことに気をつけていれば良いですか？
大気象理学ではまず「本命(ほんめい)」と呼ばれるものが決まります。それは生まれるときにお母さんのおなかの中から出てきたときに吸う空気によって定まります。
気の流れは年々毎回変わりますが、たとえばこの後天定位盤(下写真参照)は、自然の用（ハタラキ）を表しているもので動かないものです。そして、この年盤とか月盤とかは真ん中（中宮）の数字によって決まり、毎年、毎月盤が動くのです。この年盤とか月盤とかは真ん中の数字によって決まります。今年(2012年)は「六白」という年なので今年生まれた方は六白金性という本命になります。但し、お子さんのときは18歳くらいまでは月盤(生まれた月の中宮)が本命、大人になった� ��年盤が本命となります。それを基準に方位を見ます。

大人になると、動きに変化が出るということですか？
そうですね。だいたい高校卒業くらいから月盤本命から年盤本命に変化してきたりすると思いますのでお子さんがいる家庭だとわかりやすいですね。年盤と月盤の本命が同じ方はあまり変わらないです。

その変化に合わせて人間関係、相性等も変わったりしますか。
実は相性は見ないんです。というのは人はそれぞれ持って生まれた本命はありますが、生きていく中で引越しをしたりすることで環境や気の変化などで、どんどん変化します。
ですので、本命だけで相性を全てみようとするのは間違いですね。

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なるほど。
たとえばハイホーの社長さんの生まれた年は1965年ですから八白土性です。失礼ですが何年生まれですか？

(インタビュアーA)ええと、1976年生まれです。
六白金性ですね。そうすると社長さんとは土と金の関係になるので相生(ソウショウ)という関係なので一般的には良い関係と言えます。では、あなたはどうですか？

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(インタビュアーB)私は1980年です。
二黒土性なので、こちらも相生(ソウショウ)ですね。なので3人の仲は悪くないですねということは言えますが、実際はそんなに単純に見れるものではありません。兄弟や友達等周りの影響で、相手をどこまで許容できるか、自分の持っているポリシーに合うか合わないかで相性は決まりますから。仲良くしていた人同士が突然相性が悪いといわれても、じゃあもう･･･という風になったりしませんよね。
というわけで、本命での相性はあまりみません。

では次の質問です。気学というものをネットで調べた所、正直難しく感じましたがどんな所から入っていけばわかりますか？
まずは自分の本命が何かを見ていただきます(上の図参照)。但し、気学では1年は概ね2月4日から翌年の2月3日までですので、1月生まれや2月1日生まれの方は前年の本命になります。それがわかると、相生(ソウショウ)とか相剋(ソウコク)という、自分に合うか合わないかがみえます。方位には「空気」がそれぞれあるので、たとえば六白の方位に行くと、六白金気という空気があり、それが二黒の人にとっての吉方位となり、その方向に行って空気を吸うと運をとれるということになります。逆に 三碧木気とか四緑木気という空気の方に行くと、相剋(ソウコク)となるので運を落とします。ですから、まずは本命が何かというところを押さえていただかないといけないですね。
それと、方位を見るときは、基本的には自宅からみます。法人の場合は会社からで、基準にする本命は社長(オーナー)ですね。

設立年ではなく、社長の生まれ年ですか？
正確には社長の本命および自宅から見た会社の設立の年月と方位ですね。

自宅や会社の位置が変わるというのはなにか大きな影響を及ぼしますか？
もちろんです。良い方位に行けば(運が)伸びていきますし、悪い方位に行けば、落ちていくということになりますね。同じ場所でもフロアが変わったりするときも注意が必要ですね。

階数でも変わるんですね。
わかりやすく言うと、エレベーターとエスカレーターの違いですね。エスカレーターに乗って、気持ちが悪くなる方はあまりいないと思いますが、エレベーターはどうでしょう。ちょっと気持ち悪くなったりしませんか。気学はそれと同じです。エスカレーターは斜めに移動するので、方位が出ます。ところがエレベーターは上下に動いているので方位が出ません。上下というのは五黄(ゴオウ)の作用� ��いって、悪い作用があります。お子様がいる家庭でも、ベビーベッドが不要になったあと、ベビーベッドがあった同じ場所にそのまま寝かせると良くありません。具合が悪くなって病院に連れて行っても原因不明と言われたりもしますが、そういったことが原因であったりします。

世の中にはパワースポットといわれる所がありますが、誰にとってものパワースポットという感じではないわけですね。
そうですね。よくテレビでスピリチュアルなパワースポットの特集などしていますが、大気象理学としては、地場ではなく空気(地気・大気)の学問でみますので、吉方位に行かないと、運はとれないのです。そして吉方位でも日帰りではその地で吸う空気の量が少ないので効果も少ないです。やっぱり行くなら泊りで行くのがオススメです。泊れば寝ている間もいっぱい良い空気を体に取り込めるので、できれば泊りで行ってください。

長ければ長いほうが良いということですか？
長いほうが良いのですが、気学には 太極(タイキョク)という言葉があります。自宅(いつも自分が寝起きしている場所)には自分の根(太極)があります。あまり長く他の場所に行っていると、その根がそちらに移ってしまうので、長くても1ヵ月くらいですね。45日くらいで太極が抜けてしまうとされています。ですからそれ以上(1ヵ月以上)長い場合はいったん帰ってきてください。

次週に続きます。

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